前回は、スタートダッシュについて紹介しました。

今回は、メルマガ６６号のリベンジコーナーで書いた
ストーリーの続きです。

ストーリーを振り返ります

３学年全体での組別対抗クラスマッチでの出来事。

当時、私がいた１組は、最後の種目を残して、トップにたっていました。
優勝目前で、みんなの気持ちは、完全にハイになっていました。

最後の種目は、男子８００ｍリレー。
私は、なんと、１組のアンカーでした。

男子８００ｍリレーは、第１走者がスタートし、
１組はトップ。

順調に、第２走者、第３走者とトップでつなぎ、
トップの状態で、最終ランナーである私にバトンが渡りました。

第１コーナー、第２コーナーを回り、トップで快走。
１組の応援席前もトップで追加し、
応援は絶好調。

もちろん、このまま、
普通なら、どんなに考えても、
トップで・・・・・・

しかし、事件は起こるのでした。

第３コーナーをまわり、
最後の第４コーナーへ。

応援席からは、ちょうどゴール前の人ごみに隠れ、
見えなくなる状況になります。

トップで第４コーナーを廻ったため、
全員、優勝を確信。

「ヤッター」

人ごみの中から、
トップを快走する私が、姿を現します。

姿を現すはずです。

姿を現さない訳がない。

しかし、トップは、違う人。
２位違う人、３位も違う人。

一体、私はどこに消えたの？

場面を快走している私に戻します。

第４コーナーを快調に入り、
第４コーナーを過ぎようとしたところで、
急に、天地がひっくりかえりました。
私の目の前には、地面が真近に。

何がどうなったのか、さっぱりわかりません。

ただ、ただ、体が動かない。
そこに、
先生の声。
「立て！立ってゴールしろ！！」

初めて、事態がのみこめました。

どうやら、第４コーナーを廻りきったところで、
こけたようです。

やっと思いで立ち上がり、ゴールイン。

（フィギアースケートの浅田真央ちゃんが、
トリプルアクセルの踏み切りに失敗して、
こけて、すぐ立ち上がって、普段どおりのすべりを
することは、神業に近いと思います。）

情けなさのなかで、クラスマッチは終了しました。
皆からは、責められることを覚悟していましたが、
皆からは、優しい言葉で一杯でした。

私は、悲劇のヒーローになっていました。
実は、あくまでも噂ですが、２位を走っていた人が、
足をかけて、こけさせた・・・・
その２位の人は、ゴーゴーの非難を浴びていました。

事実は、どうかわかりませんが、
これにより、私が、女の子からの人気があがったのは、
いうまでもありません。

その年の秋の運動会で、最終種目は、男子８００ｍリレー。
またしても、アンカー。

多少、緊張しましたが、
無難にトップで快走、ゴール。

見事、同じ年で、リベンジを果たしました。

誰にでも、
予想し得ない突発なことは起こります。
その時、その後をどうするかで、
その人の真価が問われます。

どうか、宅建試験のみならず、
いろんなことで悔しい思いをされた時、
是非、頑張って、リベンジを果たしてください。

そんなあなたを、私は応援します。

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