合格発表までの悶々とした気分を迎える方法として、
本を読むことをお勧めします。
基本的には、何の本でも構わないと思いますが、
前向きな気持ちになれる、元気の出る本がお勧めです。
私は、通勤電車の中で本を読むのが日課ですが、
今年、読んだ本の中ではなく、
昨年、再度読みかえした本をお勧めします。
その本に最初に出会ったのは、随分前になりますが、
昨年、ドラマ化され脚光を浴びました。
その本の名は、「1リットルの涙」です。
原作者である木藤亜也さんが、
中学3年生の時に、突然の不治の病にかかってしまいます。
脊髄小脳変性症という難病です。
その病気にひたむきに立ち向かっていく、
彼女の心の思いを綴っている内容です。
ただ、ただ、感動します。
生きることに対する、まっすぐな気持ちに心打たれます。
本のタイトルになっている「1リットルの涙」の意味は、
本を読めばわかります。
段々と病魔に体を蝕まれ、体が自分の気持ちとは裏腹に自由に動かない。
言葉もかたことになる。
言葉がかたことになれば、何も知らない人は、
かわいそうな目で見ます。
そんな彼女の心の動向を、素直にまっすぐに書かれています。
現在、彼女は他界されていますが、
この本によって、沢山の人に勇気や元気を与えていると思います。
あわせて、亜矢さんのお母さんが書かれた、
いのちのハードル−「1リットルの涙」母の手記もお勧めです。
こちらもあわせて読むと、亜矢さん本人とは別の側面から、
家族愛について、彼女を支えた母親の立場から、
書かれています。
大変重いテーマですが、
読む途中で、読んだ後で、涙が出る作品です。
そして、穏やかな気持ちになることと思います。
もちろん、私も、目頭が涙で一杯になったことは、
言うまでもありません。
是非、この「1リットルの涙」を読んで見て下さい。
きっと、私と同じように、感動し、
今の心のもやもやも忘れるはずです。
頑張ろうという気持ちを、心の底から湧き上がらさせてくれます。
・1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 木藤 亜也
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