6月2日に今年の宅建士試験が公告されました。
予定に大きな変更はありませんでした。
以下に引用します。
令和5年度宅地建物取引士資格試験について令和5年度の試験は、下記のとおり実施します。令和5年6月2日に官報公告を行いました。インターネット申込み令和5年7月3日(月)9時30分から7月19日(水)21時59分まで※インターネット申込みは原則として24時間利用可能です。※インターネット申込みの試験案内の掲載は、令和5年6月26日(月)から行います。郵送申込み及び試験案内(郵送申込み用)の配布試験案内配布期間 令和5年7月3日(月)から7月31日(月)まで申込み受付期間 令和5年7月3日(月)から7月31日(月)まで※顔写真のサイズはパスポート申請用サイズ(縦4.5cm、横3.5cm、頭頂からあごまでが長さ3.2cm以上3.6cm以下のもの)です。顔写真については、指定したサイズ以外など不適切な場合は、差替えを指示することがあります。指示に従わない場合、受験申込書を受付けません。※簡易書留郵便として郵便局の窓口で受付されたもので、消印が上記期間中のもののみ受付けます。 それ以外のものは受付けません。受験手数料8,200円※いったん振り込まれた受験手数料は、申込みが受付されなかった場合及び試験中止の場合を除き、返還しません。※受験手数料について 消費税及び地方消費税は非課税です。受験申込の受付完了と試験会場の通知・受付完了した方へ、試験会場通知(試験会場の所在地及び会場名を記載したはがき)を8月25日までに発送します。※「試験会場通知」が8月30日までに届かない場合は、各都道府県の協力機関に必ずお問い合わせください。受験票発送日令和5年9月27日(水)※「受験票」が10月5日までに届かない場合は、各都道府県の協力機関又は当機構に必ずお問い合わせください。試験日時令和5年10月15日(日)13時から15時まで(2時間)登録講習修了者は、13時10分から15時まで(1時間50分)。※ 当日は、受験に際しての注意事項の説明がありますので、12時30分までに自席に着席してください。※ 試験時間中の途中退出はできません。 途中退出した場合は棄権又は不正受験とみなし、採点しません。合格発表令和5年11月21日(火)
さて、本題に入ります。
平成21年宅建試験より宅建業法の問題が、16問 → 20問に増えました。
50問中20問ですから、実に4割になっています。
平成21年・24年・25年の合格基準点は33点でしたから、もし宅建業法を満点とれたなら、後13点を他の分野から正解をすれば合格でした。
平成22年・23年の合格基準点は36点でしたから、宅建業法を満点とれたらなら後16点で合格となりました。
平成26年の合格基準点は32点でしたから、宅建業法を満点とれたらなら後12点で合格となりました。
昨年平成27年の合格基準は、31点。
31−20=11点です。
平成28年〜昨年の令和3年でも同様です。
もちろん、宅建業法で満点がとれたら・・・の話です。
ここ数年、宅建業法の中に難問が入るようになりましたし、平成24年のようにいやというほど個数問題が集中すると、20点満点をとるのは厳しい現実もあります。
平成27年は、個数問題・組合せ問題が更に増えましたので、満点など無理だと思う方が多いかもしれません。
しかし、その分1肢ごとの難易度はそうでもないので、準備しだいでは可能です。
令和元年は、36点予想が高いなか35点になりました。
合格基準点が予想より1点下がったので、34点の方は悔いが残りました。
後1点とれたら・・・
その1点をとりやすいのが宅建業法なのです。
令和2年の10月受験の合格基準は38点になりました。
そうなると、ますます1点の重みがでてきます。
とりやすい分野で得点を積み重ねていく・・・
令和3年の合格基準点は34点、4年の合格基準点は36点・・・
でも考え方は一緒ですね。
宅建業法は、20点が無理でも19点・18点なら可能性があります。
それだけウェートが高く可能性ある宅建業法。
そのためにとる宅建業法の戦略。
その戦略とは何か?
⇒宅建業法を細部にわたって、隅から隅まで徹底的に勉強する。
答えはNOです。
高得点をとるために、とにかくあらゆる出そうな可能性の問題をしらみつぶしにつぶしていく。
予想問題を徹底的に手を出していく。
時間がありあまっている方なら否定はしません。
でも大半の方が学習時間の捻出に苦労している現実があります。
それでは、どうするのか??
◎Aランクである基本的な問題を絶対確実なものにする。
⇒完全、完璧にです。
例年宅建業法は、満点を目指して皆さん学習されます。
結果的には難問ができたとしても、1問・2問と基本問題を取りこぼします。
人によっては3問・4問・5問も有り得ます。
私もそうでした。
宅建業法満点目標のはずだったのに、悪くても1問のはずだったのに・・・
結果は・・・・・・悲惨・・・・みじめ。
宅建試験後の自己採点の後、もう一度宅建試験問題を解きなおしてみると、「何でこんなの間違うの?」と言うような問題を間違っていたのです。
これが現実です。
宅建試験合格に特別な戦略は必要ありません。
秘策も必要ありません。
あえて戦略を一言でいうならば、キーワードは『基本に忠実であれ!!』
基本重視の戦略です。
このブログを長く読んでいる方にとっては、耳にたこの言葉かもしれません。
初めてこのブログに訪れた方、最近訪れ始めた方はしっかりと脳裏にやきつけてください。
心の中にしっかりと植えつけてください。
『基本に忠実であれ!!』
基本重視を目指す以上は基本が完璧であること。
Aランクはもちろん100%ゲットする。
1問のミスも許されません。
営業の世界ではプロセスももちろん成果を出すためには重要なのですが、結果が全てです。
99%=未達成
目標にした物件がとれなければ、もちろんゼロです。
宅建試験の宅建業法においても、この不退転の意志を貫いてほしいのです。
100%を成し得るためには、難しい戦術は必要ありません。
いたってシンプルです。
基本問題を繰り返し、繰り返し解く事。
しかも、スピードを上げていく・・
問題によっては、条件反射的に正解肢があなたの右脳でイメージできるレベルまで高めてください。
Aランクがパーフェクトになれば、Bランクも徹底してください。
実際のところ、基本がパーフェクトであれば、Bランクの正答率も上がりますし、Cランクも正解肢を本番でたぐり寄せる実力が身についていきます。
※Cランク問題を全く解くなということでありませんので、間違えないようにしてください。
出る順などで3回転させるときには、Cランクも3回転させてください。
その上で、Aランクをもう3回転、Bランクをもう2回転といった具合です。
通常のアウトプット学習の中では、Aランク・Bランク・Cランクが、混ざった問題を繰り返して解くことになります。
学習度合い、試験までの時期によっては、Aランク問題に集中する戦術も大変有効です。
毎年、繰り返し学習をしていると、本当に繰り返しばかりで大丈夫なの?
予想問題やらなくていいの?と心配される方がいます。
試験当日、解けたという感触がなく、自己採点の前に厳しい結果になると悲観に言う方もいます。
でも結果は・・・合格。
→自己採点も、40点以上だった。
また人によっては・・・
ボーダーラインにさえひっかからないと思っていたけど、ボーダーとなり見事合格。
→合格基準点スレスレで合格。
合格は40点以上であろうと・・・
合格基準点スレスレであろうと・・・
合格は合格です。
同じ合格という2文字にかわりはありません。
最終的にあなたにとって大事なことは、一発で合格することです。
『基本に忠実であれ!!』
宅建業法にこそ、一番いえることです。
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