宅建試験!初心者のための一発合格サイト

宅建士試験(宅地建物取引士資格試験)初受験やリベンジの方に、短期・中期・長期での宅建学習方法、独学学習・過去問学習のコツ、受験テクニック、学習サポートなど、宅建受験から合格後の宅建取引士証登録迄、幅広く総合的に紹介したブログです。 【Yahooカテゴリー登録サイト】

◎ブログニュース
1)人気ブログランキングとブログ村ランキングはこちらに設置しました。
 宅建士試験合格目指して応援お願いします。
   ↓   ↓
 https://blog.with2.net/link/?366700

2)過去の宅建士合格体験記はこちらです。
   ↓   ↓
 http://blog.takken-get.com/archives/cat_50050014.html

3)マガジン紹介
●宅建独学ペースメーカーマガジン登録受付中
 初月無料です。
 単発記事を読むことも可能です。
 学習のモチベーション維持に活用下さいね。
   ↓    ↓
 https://note.com/iccyan/m/m6591c7db5979

宅建学習について

日曜より、9月に入ります。
台風が心配ですが、・・・

宅建直前期に突入です。
学習のギアを一段あげましょうね。

さて、宅建アウトプット学習のポイント、今回は法令上の制限対策のコツです。
今は、宅建学習アウトプット真っ只中の方が多いと思います。

法令上の制限は、用語や数値が沢山登場し、意外と勘違いしやすい分野になります。
法令上の制限の項目によっては苦手な方もいると思います。
自分なりに、うまく工夫しイメージを膨らませて覚えていくことが大事です。

宅建業法は、誰もが得意とする分野です。
そのため、試験問題の内容によっては差がつきにくいともいえます。
(それだけに、ケアレスミスは許されません)

そう考えるとある意味、法令上の制限の出来が、宅建試験の合格基準点突破に影響するともいえます。
平成21年からの問題数が1問減により、宅建業法ばかりにクローズアップがいっているなかで、しっかりと押さえれば、他の人と差をつける可能性を秘めています。

ただし法令上の制限は、得点しやすいようで間違えやすい分野でもあります。
うっかりミス、勘違いミス、数値や対象範囲があやふやとなって、間違いに吸い込まれていく・・・
正しく理解していたつもりだけど、宅建試験本番で、どっちだっかわからなくなる。
意外とあることです。
残念ながら一旦迷走を始めると、不思議と間違った方向に吸い込まれていきます。

また、一通り解き終わった後、解答を見直したときに、妙に気になり、解答の判断を迷い、結局、答えを修正して間違えたなんてことにもなります。
私自身も経験者です。
明暗を分ける法令上の制限。
しっかりと自分の味方につけましょう。

法令上の制限のアウトプット学習でのコツは、

1.実際の建物、風景をみて、できるだけ右脳を使ってイメージしながら脳に記憶を植えつける。
あなたの目(レンズ)で、右脳のカメラを使って、パッシャ、パッシャと撮ってください。
 
2.過去問で間違えた問題は、間違え問題の解説を読むだけでなく、関連する用語、数値をまとめて復習する。

3.数値は、カードを活用する。
特に、カードは、関連する数値一覧表作成だけでなく、見方をいくつか変えてのカードを作成する。
特に、間違えやすい数値には効果あり。
(今なら、スマホのいろんなアプリを使うのも一手です。)

4.宅建業法同様、回転させるスピードを上げること。
右脳で覚えたことは直感的に解答ができます。
*下手に左脳を使って、考えすぎないことです。
考えすぎると間違いを誘発しやすくなります。

私自身、数値では建築基準法の防火・準防火をよくまちがえました。
学習しているときは自信があるのに、何故か間違えてしまう。
これは、もう理屈では語れません。

ブラックホールや磁力で引き寄せられるように、ついつい間違いに引き込まれてしまうのです。

車を運転していてよく間違う道があります。
不思議と何ヶ月ぶりかに行くと同じように間違うのです。

この負の潜在の記憶の流れを止める必要があります。

そのため、私は、いろんな角度から、数値を引っ張りだせるようにしたのです。それにより、パーフェクトに近づけました。

一応、建築学科出身なので・・・・・
都市計画専攻でしたから・・・・
でも、細かい数値は関係ありませんから・・・

要は、宅建問題を解くのに建築出身、法科出身は関係ありません。
下手な余計な知識がない方が、宅建学習はしやすい。
そんな気がします。
ですからあまり深く考えないで、右脳をしっかり使ってくださいね。

現場に沢山のヒントがあります。
現場で確認したことは、イメージと組み合わせたものは、なかなか忘れません。
通勤の電車から見る光景の中にも、沢山のイメージングのヒントが隠されています。
数値と用語に嫌気がさしたら、外にでてみましょう。

実地学習でリフレッシュできますし、ものによっては権利関係の学習とも結びつきます。
過去の受験生の中で、用地めぐりドライブをされていた方もいました。
これも一つの方法です。

法令上の制限、自分の味方につけましょう。

宅建アウトプット学習のポイント、今回は宅建業法完全攻略です。

平成21年度宅建試験より、宅建業法は問題数が16問から20問になりました。
宅建合格を考えると、この宅建業法を制しないと、合格はおぼつかなくなります。

逆に考えれば、この宅建業法を確実に抑えることができれば、あなたの合格はグッと近づきます。

今回は、そんな宅建業法の完全攻略について掘り下げていきます。
平成18年〜27年宅建試験を見た場合・・・

Aランク:基本問題      
Bランク:やや難しい問題     
Cランク:難しい問題  


  【平成18年】【平成19年】【平成20年】【平成21年】
A:  12問        10問     9問    13問    
B:   3問     6問     4問     6問     
C:   1問     0問     3問     1問     
(合計)16問    16問    16問    20問   

  【平成22年】【平成23年】【平成24年】【平成25年】
A:  17問        15問    12問    14問
B:   3問     5問     6問     6問
C:   1問     0問     2問     0問  
(合計)20問    20問    20問    20問

  【平成26年】【平成27年】
A:  13問         12問 
B:   5問      6問    
C:   2問      2問 
(合計)20問     20問

圧倒的に、基本問題が多く、難しい問題であるCランクの比率は低くなります。
(平成19年、平成23年、平成25年はCランクは0です)
平成28年は、再び難易度がさがりましたので、Aランクの比率があがったことになります。

平成20年は今までにない面食らう出題パターンがありました。
平成24年は、個数問題がこれでもかと沢山でました。
平成25・26年も同様の傾向が続き、受験生は対策をして臨みました。
しかし、平成27年は更に個数問題が組み合わせ問題を絡めて増えたのです。
そう考えると、一見、頭を抱えてしまいますが、
冷静に考えれば、それなりにきちんと対策をして、
基礎をしっかりと押さえて慎重に問題を対処していけば、
個数問題のハードルはあるものの、正解に導けるのです。

個数問題としてのハードルがまずあるので、出題者としては問題としての難易度は抑えられるのです。

いろんな出題パターンになれる作戦もいいのですが、何分学習時間に限りがあります。
いろんな出題パターンは、冷静に落ち着いて解いていけば、道が開ける可能性が秘められています。

特に、基本がしっかりしていれば、それを基盤として、正解肢を手繰り寄せられるのです。

今まであなたがしてきた経験、読解力、判断力、分析力を総動員すれば、知識はある程度でも、答えを導き出せる可能性はあるのです。

そのため、基本問題をパーフェクトに押さえるようにしてください。
基本の1問も、難しい1問も同じ1問にかわりありません。
基本をとりこぼすことが、よっぽどもったいないことです。

ですが、事実、取りこぼす人が多いのが現実です。
本番の試験では、普段やらないミスを侵しやすくなります。

私もそうでしたから・・・

特に、今現在、自信のあるあなた。
模試でそれなりの結果がでているあなた。

一番危険です。

試験本番で思わぬ魔の手が伸びてきます・・・

平成20年で難化した宅建業法も平成21年では、元通りの難易度に戻っています。
平成22年ではもっと難易度がさがりました。
平成24年では、一転個数問題により明暗が分かれました。
平成25・26年は、平成24年での個数・組合せ問題の経験がありましたので、事前の対処準備はできました。
平成26年は更にCランク問題が復活しましたが、皆立場は一緒です。
平成27年は個数問題も増えました、消去法は通じませんが、その分、難易度は抑えられています。
平成28年は前述のように難易度がさがりました。基本的な学習をこなされた方にとっては救われた年になりました。
平成29年は前年同様の難易度になり、基準点が1点下がることも期待されましたが平成28年と同じに基準点になりました。
平成30年は更にやや難易度が下がり、更に受験生の出来も良かったこともあり、ついに37点になりました。
令和元年は、やや難易度があがり36点の大方の予想でしたが見事に良い方に外れて35点でした。
35点の可能性を示唆していたのは当ブログだけでした。
令和2年は、初の38点台は必然的な流れでした。
中には39点もさも当然のブログもありましたが、38点で着地しました。
令和3年は、一転して試験問題が難しくなりました。
宅建試験らしい乱高下ですね。
結局は、34点で決着。
予想のまとめサイトなんか、あてにならないことがよくわかります。
そして、昨年令和4年は没問題の発生です。
問48が全員正解となり、その影響もあったのか?
36点となりました。

今年がどうなるかはわかりませんが・・・
難易度があがるか?
それとも現状維持か?
可能性としてはあがる可能性が高いです。
また、変な問題が多少でてバランスをとる可能性もあります
変な問題がでれば誰しも苦戦するので、その対策に神経をとらわれすぎないことです。

さて、宅建業法を解く上で何に意識をするかというと、それはスピードとリズムです。
宅建業法の問題は、ハイスピードで解ける問題があります。
宅建試験は限られた2時間(実際はそれ以下)の中で50問を解かなくてはいけません。

短い時間で解ける問題は、短い時間で解く。
それなりの時間がかかる問題に余った時間を割り当てていきます。、

【宅建業法のアウトプット学習でのポイント】
1.過去問をテンポよく、速く解く。
  電車学習なら、1駅1問、1駅2問といったように・・・
  駅間を活用して、リズミカルに問題を解く。
2.罰則など、数値を覚える事項は、自分なりの語呂合わせの活用と、カードやノートを作って覚える。
3.宅建業法の過去問の回転数は、他の分野よりも増やす。
   他分野が3回転なら、宅建業法は5回転。
   他分野が5回転なら、宅建業法は10回転。

4.回転のさせ方は、1回目より2回目、2回目より3回目の回転させるスピードを意識的に上げること。
5.機械的に解いていくこと。
6.直感力、判断力が大事です。
7.問題を短時間で読みかつ、内容を判断する。

回転させれば、させるほど着実に実力がつきます。
多回転させる場合、3回転に1回くらいは、テキストの読み直しか間違った問題の関連項目を読み直すことをおすすめします。
よく間違う問題は集中して何回も解いてください。
あなたの実力が着実にアップしていくことを心から祈ります。
宅建業法の目指す得点は、ズバリ20点満点です。
個数問題が増えたとはいえ、絶対に20点目標です。

年によっては難しいかもしれませんが、可能性はあります。
満点の人もいるわけですから・・・
Cランクは意識せず、Aランク・Bランクを確実に得点できるレベルに仕上げましょう。

宅建業法で高得点を取れば取るほど、あなたの自信につながりますし他の分野の問題を余裕をもって解けます。

この心の余裕が宅建試験本番では大事なんです。
あせったままで本番中を終始すると、思わぬケアレスミスを誘発します。
マークシートミスも起こりやすくなります。
そうなるとボーダーライン上にくる可能性も高くなり、宅建試験後、合格発表日まで大変苦しい思いをすることになります。

どうか、あなたが心に余裕をもって、ペンを置く宅建試験本番であってほしいと願います。

宅建アウトプット学習されている方、調子はどうですか?

隙間学習、細切れ学習、うまく活用されていますか?
アウトプット学習をしていると、解くスピードが上がっている問題があるはずです。
中には、秒殺ならぬ瞬時に解けてしまう問題もあると思います。
(感覚的には、覚えてしまっていると感じかもしれません)

でもそれでいいんですよ。
その調子です。

さて、今回より4回にわたってアウトプット学習のポイントについて紹介していきます。

アウトプット学習をやっている最中において、問題によっては・・・
・毎回間違う
・1回毎に間違う
・何回に1回か2回と間違う

そういう問題が出てきます。
そんな時、自分はなんて駄目なんだろうと思うことがありませんか?

それが、もしCランク問題なら絶対に気にしないことです。
間違って当たり前。
正解したら、めっけもん位の気持ちでいいです。

しかし、それがAランク・Bランクなら話しは別です。
対策が必要です。
Aランクは全部正解、Bランクはある程度の高い確率で正解することが磐石な合格への基盤つくりとなります。

またよく間違う問題をほおっておくと、その間違う問題があなたにとっての苦手問題・弱点になることが考えられます。
その場合、対応策はどうするか?
まずは以前にも書きましたが、テキストや関連書籍で知識を再度インプットしてください。
その後に解けばなんとなく解決される問題がでてきます。

それ以外の方法としては・・・・・

◎苦手な問題を捨てる
 ⇒これも一手です。
  無理に苦手な嫌な問題に執着することはありません。
  得意なものを、更にパワーアップすることでカバーする。

◎類似問題を解く
 ⇒これも有効です。
  ただ、類似問題を毎回探すのが大変なものもあります。

◎間違う問題を5回連続で解く
 ⇒何回も連続して解けば間違いなく解けます。
  2回や3回でいいやと思わないでください。
  5回はやってください。
  それでも違和感がある場合は10回やってください。
  もちろん、問題・解答肢もしっかりと読んだ上での10回です。
  (解説もしっかり読みこみ、1肢ごと白黒つけてくださいね。)

◎苦手問題のカードを作ってみてください
 持ち歩ける大きさで、表に問題を書き、裏に答えと解説・ポイントを書く。

何も対策をしないでほおっておいた場合、間違う問題は不思議とまた間違います。
あなたにとっての同じ歴史が繰り返されるのです。
宅建試験本番でそれをまたやってしまったら・・・
後悔することになりますね。

摩訶不思議なことですが、あなたの顕在的な意識では対処してても、苦手な意識はあなた自身の潜在意識にあり、無意識に拒絶しているのです。
間違う問題は、やはり間違うものとして対応策は必ず講じて、気持ちの上ではリラックスさせることです。
(自分を追い込むのは禁物です)

間違う連鎖を断ち切ることが、上記の4つのポイントです。
単体でやるよりは組み合わせた方が効果があります。
また逆療法としてしばらく解かないでほおっておき、適当な期間をおいたところで解いてみる。
意外と簡単にすんなりと解けることがあります。
押してだめなら引いてみな。

この考え方です。

昨日の敵(苦手問題)は、今日の友(得意問題へ変化)です。
これであなたの合格に必要な貴重な1点を積み重ねていってくださいね。

アウトプット学習については、以下の電子書籍をご参照ください。

ライバルに差をつける学習ポイント』の5回目になります。
ゴールデンウィークは、まだまっただ中の方が多いと思います。
ただ、このシリーズ、本日をもって最終になります。

今回のテーマは、『教材マニアになってはいけない』
意外なテーマだったかもしれませんね。
書店にいけばいろんな宅建テキストがおかれています。

大手書店にいけばとても手ではとれない高さのところまで、びっしりとおかれています。

また今後、いろんな問題集や予想問題関連のものが登場してきます。
書店で目新しいものを見るとつい手にとってしまい、ぱらぱらとページをめくると、とても魅力的なものに見えます。
私も受験生当時を思い出すと、買いたくなる衝動にかられますね。

あなたも新刊の魔力にはまったあなたは、買いたい衝動にかられことと思います。
でも、ちょっと待った!

そこで、もう一度考えてくださいね。
あなたは、今買おうとしているものを本当に必要なものですか?
使いこなせそうなものですか?

私も正直な所新し物好きの人種なので、テキストなどでもつい新しいものを買いたくなる方の気持ちはよ〜くわかります。
衝動に気持ちがひっぱれていくようで・・・

もし成り行きで買ったとしたら、買ったことに満足し、そのテキスト・問題集は活用されず埃にまみれて本棚の片隅に追いやられいく可能性が高いでしょう。
問題集と同じように学習法を紹介した本もまた沢山あります。
ネットでもいろんなものが紹介されています。
教材も沢山あります。
ついついそれを知るために買いたくなる場面が現れます。

でも衝動的に走らずに、一旦深呼吸するために立ち止まってください。
そして自分の心のもう一度確認してみてください。

本当にそれはあなたにとって必要ですか?
あなたが学習法の達人になるのなら・・・止めはしません。

でも今のあなたは、まずは宅建試験に合格するために必要な欲しているはずです。
それであるならば、宅建試験まで5ヶ月ちょっとなった今、学習法の乱読はしない方がいいと思います。
自分の学習の軸足がぶれていきます。

へたの方策を沢山打つよりも、一つの自分が決めた方法にこだわった方が効果はあります。
宅建においても、テキスト1冊+問題集1冊⇒合計2冊で合格される方もいます。

それがなしえるのはこの2冊に絞って、余計なことは考えずその2冊での学習に集中しているからこそです。
自分にとっての学習法は一つに絞る。

シンプルにすることにつきます。

私もいろんな状況を踏まえての目的をもった電子書籍をだしていますが、あなたにとって必要なものは当然に限定されてきます。
(中には、イッチャンが書いたものだから、記念に買ってくれる方もいますが・・・気持ちは本当に嬉しいです)

初受験の方だったら初受験の方に向けてのものがあります。
リベンジ受験の方だったらリベンジ用のものがあります。
中高年の方だったら中高年向けのものがあります。
資格取得について考える場合、それに適したものがあります。
宅建に関して悩みがあるのなら、それに対処したものがあります。
合格に対するメンタル面を強化したいのなら、それに適したものがあります。

そのためにいろんな角度から書いています。
(私の発刊しています電子書籍に関して、選び方がわからない場合はアドバイスします。)

あなたにとって必要なものだけをセレクトして休み明けからの学習にまい進してください。

もし、書店で追加のものを買う場合は全部活用するということではなく、必要な項目だけを使ってください。
もったいないからといって順番にやろうとすると無理がでてきます。
ここは必要な項目だけを贅沢に使ってください。

よりよいものについては、今後、このブログやnoteの中で書きます。
その場合の使い方も紹介します。
その上で判断してくださいね。

本日の記事をもって、
「令和6年宅建ゴールデンウィーク学習☆ライバルに差をつける学習ポイント」を終了します。
できれば、もう一度、読み返すことをお勧めいたします。


ライバルに差をつける学習ポイント』の4回目になります。
今回のテーマは、『基本問題をおろそかにしない、基本の大切さを知る』

宅建試験当本番において、不幸にも実力が発揮されない方がいることを昨日少し書きました。
毎年意外な問題・今まで慣れ親しんでいない問題に、出くわすことがあります。

みんなにとってはそうでもないのに、自分には難しく感じられる問題も中にはあります。
本人にとっては予想もしない問題、不慣れな問題に遭遇すると右往左往しやすくなります。

私もそうでした。

宅建試験当日、宅建業法の問題ページを開くために、たまたま見た問1の問題が私にとっては意外だったので、その問題が頭にこびりつきペースをかき乱されたのです。

もし問1が私の慣れ親しんだ問題だったら・・・合格発表まで悩み苦しむことはなかったような気がします。
そうなればこのブログを書き始めることもなかったとは思いますが・・・

毎年私と同じように、自分の実力を発揮しきれない方が沢山出ます。
毎年その状況をみると心が痛くなります。

これに打ち勝つためには・・・

あらゆる問題を徹底的に解きまくり、どんな問題がでても対処できるようにする。
これはこれで素晴らしいことです。

・・・・・が、しかしです。

時間に余裕がある方ならいざ知らず、社会人の方にはとてもお勧めできません。
難問・奇問ばかりを解いて、一時的に自分の気持ちを充足させることはできます。
難問が解ければ、それはそれで痛快です。

でも難問・奇問は毎年、手を変え品を変えて登場します。
難問・奇問や変な新手の問題に終わりはみえません。
やはり必要なことは基本です。

難問・奇問マニアになるよりも、基礎を固めどんな問題が出ても気持ちの上で負けない、どうじない心構えを身につけることの方が真の実力になりえます。
基本がしっかりとしていれば、例え問題の表面が頑強な鎧(よろい)で固められていても、よろいをゆっくりとはずすためのヒントを見つけられる可能性が高くなります。

またクイズ番組にもありましたが、答えにつながる大事な要素は問題文にあります。
問題を何度も繰り返して読む時間はありませんので、1回の問題読みで瞬時にその意図を判断しなかればいけません。
そのための基本なのです。

基本をおさえるためには、ランクの印のついたテキストで基本であるAランク(発行元によって表現は違います)を繰り返し学習していくことです。
問題集ではランク別に分かれていませんので、Aランクを集中的にやったり問題集の順番どおりにやったり、時にはBランクだけをやったりと工夫してみてください。
練習で解く順番を変えるのは、脳に適当な刺激を与えるのでいいことだと思います。

ゴルフで言えば、ドライバーでのスーパーショットも1打ですが、グリーン上でのパットも同じ1打です。
アプローチも1打です。
プロ選手でさえ、グリーンで数打叩く人もいますし、簡単な距離をはずすこともあります。
沢山の練習をしているプロでさえ、そうです。
マスターズをアジア人で初めて制した松山英樹選手も、愚直な迄にも練習の虫と聞きます。

野球でいえば、Aランク問題は素振りみたいなものです。
松井選手が長嶋監督のもと、素振りに力を入れていたといいます。

有名なアスリートで基本を無視する人はいません。
基本練習を怠る人はいません。

なのに、学習においては基本を軽視したり、少しできたからと言ってすぐに応用に走る。
学習のスタート時は基本をまずやる。
その上で、Bランクにあげていくなどした方が効果がでやすいです。

ウォーミングアップとしての活用だけでなく、本番に強くなる一番大事なことなのです。

基本をとにかく押さえましょう。
基本にやりすぎはありません。

たとえBランクは5回転しかできなくとも、
Aランクだけは10回転を目指しましょう。

『基本問題をおろそかにしない』

このことを絶対に忘れないでください。
そうすれば、宅建試験本番にどんな問題がでてきても勝利の活路は導きだせるはずです。

↑このページのトップヘ