宅建について知る、今回は、宅建試験後の合格点について考えて見ます。
よく、お悩み相談を受けることとして、宅建の合格点があります。
受験生にとっては一番気になるところです。
○○点とれば合格と決まっていないだけに、
どうしても心配になることだと思います。
○宅建試験の合格点の決定について
宅建試験の合格点は、最初から決まっている点数以上をとれば、
皆合格になる試験ではありません。
その年々によって、合格基準点が変動します。
合格基準点の推移は、
『宅建試験・学習お悩み相談☆得点目標は35点、36点どっち?』
をみてください。
合格点基準点決定の要因として考えられることは、
・試験問題の難易度
・受験生の出来
・受験生の得点分布状況
・5点免除者の受験者数
・5点免除者の出来
・管轄省庁の施策など
よって、宅建試験後に合格基準点の予測はできますが、
その年の合格基準点が何点になるかは、
特定の試験に携わる関係者以外は、合格発表の日まで誰にもわかりません。
合格率は、平成元年〜平成2年まで、
12.9%〜17.3%の間で推移していました。
ところが、平成21年はなんと17.9%の合格率となったのです。
予備校での主力の予想は35点。
結果は、33点。
大栄教育システムが33点の一点予想、LECも33点を含めての三点予
想で当たり。
LECすごいと言われていたひともいましたが、すごいのは、
むしろ大栄さんの方だと思います。
ただし、合格率17.9%を予想することは無理なので、
合格点予想としては、偶発的要素であたったにすぎないと考える方が
自然ですので、誤解のないようにしてください。
○目標点数について
一番妥当なところでは、例年どおりの36点でいいのではないかと思います。
昨年、宅建業法の問題配分が4問増加されたため、
例年より2点プラスしての38点を目標点数にしていましたが、
結果は前述のとおりです。
合格率が下がっていたら、大方の予想通り35点になっていた可能性も
あるからです。
平成になってから、36点の合格点実績がある以上は、
そこに目標を置くのが無難だと思います。
学習時間に余裕がある人、
現時点で実力がある人は、もちろん、40点でも、
45点でも目指すのは自由です。
高得点で合格したいのは、当然のことですし、
高得点で合格すれば、大変うれしいことには間違いありません。
(私も試験を受けるまでは、40点以上を固く信じていました・・)
高い目標の方が頑張れる人もいますし、
最低限の目標の方がいいという方もいると思います。
目標点数の設定は、
自分自身の力量、性格、学習環境などを考えて設定してください。
わからない方は36点、
もう少し余裕を持たせたい方は、
きりのよさも考えて40点でいいのではないでしょうか?
○私の経験
私は、3ヶ月学習でしたが、
40点以上をとるつもりで学習をしていました。
途中の模試は、紆余曲折した点数でしたが、
尻上がりによくなりました。
直前ゼミでは、42点でした。
(重要問題中心だったので、当たり前かもしれません)
しかし、受験した結果は、たったの30点。
30点ですよ。
なさけないといったらありゃしない。
(このあたりの経験談は、『私の合格体験記』をみてください。)
普通なら99%不合格です。
でも、残りの1%で合格したから不思議なことです。
(合格基準点30点)
前述のLECの予想点も35点でしたから・・・・
すれすれ合格にまちがいはありませんが、
逆に考えれば、40点以上を目指したからこそ、
不満足な結果ながらも、最低の合格点を勝ち得たのだと
今振り返るとそう思います。
私の性格を考えると、
たとえ短期学習でも、
一般的な35点を目指していたなら、駄目だったのかもしれません。
自分自身の性格、気持ちの持ち方をしっかりと考えてください。
高い得点目標は、高いなりのモチベーションを維持できる反面、
実力がともなっていかないと、気持ちが盛り下がっていきます。
モチベーションを高める努力を怠らないことです。
最低限の得点目標は、気持ちとしては楽です。
今は悪くとも、着実に得点目標に近づけていくことです。
粘りが命です。最後の最後まで諦めない気持ちを
学習と同時に養ってください。
最後は、メンタルとの戦いになりますよ。
試験直前、試験当日も。
それに勝利することです。
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