宅建アウトプット学習ポイント、今回は民法の攻略です。
アウトプット学習においては、いかに、すき間時間や細切れ時間を活用するかがポイントです。
これについては何度も書いてきました。
しかし、宅建でのこの分野については、正直なところなかなか前に進まずにやりにくい方もいるはずです。
それが、民法です。
特に、登場人物が沢山出てくる問題では、登場人物の相関関係を図で書かないと、わかりにくい場面があります。
頭ではイメージできるのですが、解答肢を読んでいくうちに、登場人物の相関関係がこんがらがってきて、錯綜していくのです。
電車などで立った状態で学習するケースが多い場合、仕方のないことかもしれません。
また、独学の人にとっては、図を書くこと自体を知らない人もいるはずです。
事実、私が図を書く必要性を知ったのは、公開模試に出席したときです。
図を書くことは、それだけで、正解を導き出しやすくなります。
そこで、学習のポイントです。
1.立った状態でもシャーペンをもち、登場人物の相関図を簡略に書く。
2.3日に1回は、机・テーブルのある場所で、民法の問題を、図を書いて解く練習をする。
3.過去問集の余白に図をしっかりと書き込む。
4.一度、書いたものは、そのまま消さずに使う。
次回以降、問題文を読んでから相関図を見て解答に移る。
(図を頭のなかでイメージとして植えつける)
5.問題が正しい解答肢を要求している場合は、問題文に大きく○をつける。
問題が間違った解答肢を要求している場合は、問題文に大きく×をつける。
これにより、問題分が何を要求しているのかをわかるようにする。
また、○×をつけることにより、瞬時に問題文の意図がわかるようになります。
○×をつけることは、本当に重要です。
試験本番では、うっかりミスが起こりやすいのです。
その芽を摘むことができます。
また、ある問題で悩んでいるとき、知らず知らず、正しい肢を求める問題だったのか?、
間違いの肢を求める問題だったのか?わからなくなる時があります。
ここに、ミスの可能性が秘められているのです。
この間違いをおかすと、試験後、何でこんな勘違いをしたのだろうかと後悔することになります。
これが、宅建試験本試験での怖さであり、悲しき現実です。
普段では、考えられないことが起こるのです。
○×をつけて問題の意図を明確にすること。
まずは、心がけてください。
民法だけでなく、全分野について共通のことです。
次に、民法でのBランク問題対処法です。
図を書いても、相関関係を書いても、やはり間違う問題はあります。
それは、Bランク以上にあると思います。
Cランクは学習の対象からはずしても、Bランクは捨てることはできません。
そんな時、どうするか?
それは、カードやノートの活用です。
◎よく間違う問題、苦手な問題の対処のためだけ作成してください。
カードの表に、問題文、相関関係の図、○×を書く。
カードの裏に、正解肢と説明、ポイントを書く。
カードは、持ち運べて、電車の中等、細切れ時間にさっと取り出せる大きさにする。
カード1枚に、1つの問題とする。
(複数の問題は書かない。)
これを繰り返すことにより、苦手な問題、よく間違う問題を攻略できます。
(ただし、カード作成で満足しないこと。活用して始めて成果ありです。)
*ノートの表裏や左右で活用することも可能です。
また、今はスマホやiPhoneやiPadなどもあります。
アプリとの組合せでもっと上手に活用できる方法もあるはずです。
スマホをばりばり活用している方は、是非一工夫してください。
苦手な問題はある日を境に得意になっていることもあります。
得意問題の項目を増やしましょう。
民法については、苦手にしている人が多いです。
私もそうでした。
でもみんなが苦手だからこそ、逆に差を広げるチャンスにもなります。
法令上の制限で大失敗したのに、民法に救われる、なんてことが起こったりするのもあります。
またプラス効果として、普段はまったく駄目なのに、試験本番でCランクの問題を、なんとなくとけたりするのです。
あなたも、不得意=苦手を得意に変えてみませんか?
こんなことができるのも宅建試験の民法ならではの特徴です。
もちろん、民法には深入りしないことです。
宅建試験では、それ程、深い知識は要求されません。
今は、宅建試験に合格する知識で十分です。
時間に空きがあるのなら、正解する精度をあげることを心がけてください。
本日午後にアウトプット学習の2回目の記事をアップします。
こちらも参考にしてください。