宅建試験後のポイントについて書きます。
今年リベンジされる方にとっては、嫌でも昨年の苦い経験を思い出してしまうかもしれません。
あのときの悔しさ・・・・
そのために今頑張っているはずです。
そして、初受験される方にとっては、試験後のことを把握する程度に読んでいただければと思います。
〇受験後の自己採点
・受験後の自己採点をする方法は・・・
1.当日もしくは翌日にインターネットに公開される各予備校の解答速報を見て自己採点を行なう。
2.当日行われる各予備校の解答速報会に参加する。
(無料です。)
3.試験会場を出た後に、各予備校の人から渡される葉書に書いて、応募し採点結果が届くのを待つ。
4.インターネットで、自己採点サービスに申し込む。
当ブログでも、各解答速報状況については準備アップします。
是非、このブログを基点にしての活用をしてください。
〇模範解答について
・模範解答について、各予備校が全て公開当初、一緒になるわけではありません。
平成18年の場合は、ほぼ一緒でした。
(有名予備校の中で1校だけが違う解答でしたが、後に変更され、同じになりました。)
但し、その後、論議を呼ぶ問題があり、ある別な1校が一石を投じる解答を行いました。とても勇気ある果敢なことでした。
平成19年の場合は、主要校は一緒でした。
この年も、ある問題に一石が投じられましたが、この場合は、その時点から試験結果にに反映される可能性は低いとみられ、早番、この話題はフェードアウトしました。
平成20年の場合は、何と主要予備校3校が一部違う解答をアップされました。
(その後、全て、同じ解答になりましたが・・・)
平成21年の場合も、複数の学校の回答がわれました。
平成18年の再来かと思われましたが、
日を追うごとに落ち着くところにまとまる結果となりました。
平成22年の場合は、平成19年同様に主要校は一緒でした。
平成23年の場合は、当初主要予備校のうち1校だけがちがうだけでしたが、その後一致しました。
そして、忘れることができないのが11月22日での機構側からの緊急告知。
問48の問題誤記による全員正解にする処置。
ここで明暗が別れました。
平成24年の場合は、問5に意見がわれました。
どうなるか注目され、なんとなく平成18年の再来を予感させました。
結果は複数肢正解で、平成18年同様になりました。
平成25年の場合は、没問問題が発生しましたが、平成19年同様に早めに収束しました。
平成26年は特に大きな波風もない年でした。
結果は、32点。
主任者としての最後の試験は合格率も高くなりました。
平成27年も大きな波風もなく推移しました。
宅建士としての最初の試験の結果は、31点。
難易度どおりの結果となりました。
平成28年は、当初宅建士2年目として平成27年と同等の難易度が予想されていました。
結果は、逆に問題が軟化しました。
疑義問題も試験後に浮上しましたがすぐに沈静化し、結果は35点。
宅建主任者試験同様に問題の難易度はかわり、それに伴い合格基準点も上下することが確認できました。
宅建士試験になったとはいえ、試験対策については何ら変わりはないことがわかりました。
平成29年は、予想が1点位下がるのではないかの期待感もありましたが、
前年同様の35点になりました。
平成最後の年は・・・
37点、38点、ひょっとして39点など予想が飛び交いました。
一方で何とか36点の期待もありましたが、平成最後の宅建士試験は初の37点になりました。
令和最初の年は、36点の様相でしたが、当ブログは35点にも期待をしていました。
結果は、35点。
多くの受験生が救われたことになります。
合格率も久し振りにあがりました。
令和2年は、10月試験ではついに38点になりました。
12月試験も行われて、こちらは36点でした。
令和3年についても2度の試験が行われました。
10月試験では、試験問題が難しくなり35点が中心の予想になりました。
中には36点予想をするところもありました。
3点予想の最下限である34点をメインにおいたところは少なかったですね。
当ブログだけが34点に期待しての合格発表日になりました。
結果は、34点・・・合格率は17.9%でした。
こういうこともあるのです。
12月試験も同様の34点で着地しました。
そして昨年令和4年は、久しぶりの年1回の試験に戻りました。
試験後、多少の模範解答に揺れがありましたが、落ち着き合格発表日を迎えました。
なんと、問48の没問で正解肢がなくなりました。
大方の予想であった35点はくずれ、36点になりました。
もし、没問がなかったら・・・
現状では、令和5年も10月だけの試験で実施される予定です。
さて自己採点については、受験された大半の方がやられます。
試験結果がめちゃくちゃ良かった方、逆に、全く駄目だった方は、やらない方もひょっとしたらいるかもしれませんが、正直なところやりたくなるのが人情です。
各予備校が発表する合格推定点が気になるものなのです。
私ももちろんやりました。
〇私が印象に残った平成18年の結果について
・平成18年は、試験後、ある程度の期間が経ってから、49問目問題論議が浮上しました。
(この点平成19年、21年の傾向とは、ちょっと違います)
最終的には、問題の解答について、その時点で最良と思われる判断が下されました。
合格発表時に、不動産取引適正推進機構のホームページ上で、解答が発表されましたが、何と、49問目は、正解肢が2つになりました。
正解肢は通常、一つですが、2肢ともに正解にした判断は正しかったと今でもそう思います。
(令和3年12月試験でも2肢正解の肢がありました。
今年はどんな問題が出題されるでしょうか?
こればかりは考えても考えても私達が知りえることはできません。
今年試験問題を作成される方は、是非良識ある問題を作成される事を希望いたします。
ここ3年間は、試験問題に関して没問問題もなく、平穏な年でした。
試験問題を作成された方達には、本当に感謝いたします。
さて、今年の試験はどうなるか?
まだまだ余談を許さない状況ではあります。
その上で、メンタル面をコントロールして10月15日を目指していきましょう。